梅雨の時期になると、なんだか不調です・・・
梅雨の時期、雨でジメジメする日が続くと、なんとなく身体が重く、気分が落ち込んだり、体調がすぐれなかったりする方も多いのではないでしょうか。
今回は、梅雨の時になぜ不調が起きやすいかという理由、アーユルヴェーダでおすすめしている梅雨の時期の過ごし方について、お伝えしていきます。
梅雨が不調を引き起こす?
梅雨の時期は、温度・湿度の差も激しく、大気が不安定になるため、体調が崩れやすくなります。
アーユルヴェーダでは、梅雨の時期はすべてのドーシャが乱れやすい季節です。
そのため梅雨の時期の過ごし方は難しいと言われており、毎日の食事や生活習慣、セルフケアが大切になってきます。
ドーシャ?
アーユルヴェーダには、ヴァータ、ピッタ、カパという3つのエネルギーがあり、季節や時間によって、ドーシャのバランスが変化しています。
梅雨の時期に乱れやすいドーシャ
梅雨の時期は、すべてのドーシャが乱れやすいと言われてます。
ヴァータの乱れ
風が強かったり、気温の変化が激しかったり、梅雨の不安定な気候と寒さは、ヴァータを悪化させます。ヴァータのエネルギーが乱れると、冷えや乾燥が起こり、心もアップダウンしやすく、疲れやすくなります。
カパの乱れ
雨の影響で湿気が増えるため、カパのエネルギーが憎え、冷えやむくみ、鼻づまり、おもさ、だるさを感じやすくなります。
ヴァータとカパ、2つのドーシャの共通点である『冷え』は身体にあらゆる影響を及ぼします。
ピッタの乱れ
蒸し暑い時には、ピッタが乱れやすくなります。
わたしたちの身体はひとりひとり違うので、乱れやすいドーシャも人それぞれです。
自分にあった方法で、梅雨を快適に過ごしたいですね。
アーユルヴェーダでおすすめしている梅雨の時期の過ごし方
アーユルヴェーダ的な梅雨の過ごし方で、体調を整えるために何かおすすめの方法はありますか?
規則正しい生活
アーユルヴェーダには、「リトゥチャリア」といわれる季節の養生法や「ディナチャリア」といわれる一日の過ごし方があります。
アーユルヴェーダは、季節の過ごし方や毎日の過ごし方をとても大切にしています。
規則正しい毎日を心がけましょう。
冷やさない
なるべく湯船に使って、身体を温めましょう。
白湯もおすすめです!
軽めの運動
激しい運動をすると、エネルギーを消耗してしまうため、軽めの運動がおすすめです。
ゆったりヨガ、ストレッチ、ウォーキングなど、日常に取り入れてみましょう。
セルフマッサージ
身体が冷えて乾燥している時は、セサミオイルを使ったセルフマッサージ。
身体が湿気で重だるく感じる時は、ガルシャナと言われる乾布摩擦。
身体がほてって暑い時は、ココナッツオイルを使ったセルフマッサージ。
自分にあった方法で、心地よいマッサージで自分をいたわりましょう!
部屋の湿気をとる
雨が降りが続くと、洗濯物のが外に干せず、室内に干すことも増えるため、部屋の湿度がさらに上がってしまいます。
除湿機や扇風機などを活用しましょう!
アーユルヴェーダでおすすめしている梅雨の食事
アーユルヴェーダでは、梅雨の時期にはどんな食べ物がおすすめですか?
梅雨の時期は、消化力が低下するため、消化しやすい軽めの食事を心がけましょう。
火を通した野菜を中心に、温かくしっとりした調理方法がお勧めです。
梅雨の時期は消化力が落ちてしまうので、いつも以上に食べ過ぎには注意しましょう!
消化力をあげるには、どうしたらよいですか?
消化力が落ちてるなぁ〜と感じている方は、食前に生姜スライスに岩塩を少しプラスして、食べて見てくださいね〜
梅雨の時期にオススメの味
アーユルヴェーダでは、ラサと言って、6つの味があり、毎回の食事で6つの味(甘味・酸味・塩味・辛味・苦味・渋味)をとることが勧められています。
梅雨の時期に意識して取りたい味は、甘・酸 ・塩
- 甘味 : エネルギーを補給
- 酸味 : 消化を助ける
- 塩味 : 体の保湿を助ける
まとめ
梅雨の時期を不調なく快適に過ごすには、消化力にあった食事、規則正しい生活、自分にあったセルフケアで、日々の生活を丁寧に、天の恵みに感謝して、季節を楽しむ事も忘れずに過ごしましょう。
アーユルヴェーダの智慧を日常に取り入れて、じめじめの梅雨を乗り切りましょう!
梅雨だからとブルーにならずに、日本独自の四季を楽しみましょう♪