アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダというと、オイルをおでこに垂らすリラクゼーション(シロダーラ)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

アーユルヴェーダという言葉は、サンスクリット語の『アーユス(生命)』と『ヴェーダ(知識、学問)』というふたつの言葉があわさってできた合成語で『生命の科学』と言われています。
アーユルヴェーダは、仏陀やキリストが誕生する以前の古代インドでうまれ、5000年という歴史があり、師匠から弟子へ口伝で伝承され続けてきました。
現代医学の租と言われるヒポクラテスのギリシャ医学をはじめ、ユナニ医学、チベット医学、中国医学…などさまざまな伝統医学に影響を与え、そして今なお広く実践され続けています。
最近では予防医学としても注目を浴びています♪
現代医学の世界は日々研究が進み、進歩が目覚ましく教科書・テキストなどは次々に更新されていきますが、アーユルヴェーダには、『チャラカ・サンヒター』、『スシュルタ・サンヒター』、『アシュタンガ・フリダヤ』の三大医学書と言われるサンスクリット語で書かれた書物があり、アーユルヴェーダの学びの基本は、これまでもこれからも永遠に変わらず三大医学書なんですって!
アーユルヴェーダの三大医学書の中のひとつである『チャラカ・サンヒター』と言われる内科の教科書には、アーユルヴェーダの目的や定義が記されており、この記事では、その一部をご紹介しながら、生命の科学、幸福な人生を歩むための智慧と言われているアーユルヴェーダのことを知るキッカケになればと思います。
アーユルヴェーダの定義
有益な人生と無益な人生
幸福な人生と不幸な人生
人生にとって有益なことと無益なこと
人生の長さ
人生そのもの
が説かれるもののことをいう。
<チャラカ・サンヒター 総論編1章より>
定義とか聞くと堅苦しいイメージで拒否反応を示してしまうかもですが
人生とはなにか?
幸せな生活とはどういうものか?
単に病気を治すということだけでなく、幸福な人生を歩むための智慧が書かれています。
幸福な人生は、
肉体的および精神的に病に侵されていない人
とりわけ若々しさを保持している人
能力にふさわしい力と勇気と名誉と精力と大胆さを持っている人
知識・学問・感覚器官の対象を統合して行動する人
富と楽しみを享受し、何でもやってみることができ、思いのままに行動できる自由がある人このような人々にあると言われる。
これらとは反対の人々には「不幸な人生」がある。<チャラカ・サンヒター 総論編30章より>
単に病気のあるなしだけでなく、幸福な人生について具体的に記されています。
アーユルヴェーダの目的
健康な人の健康をまもり
病人の病気を鎮静すること
<チャラカ・サンヒター 総論編30章より>
アーユルヴェーダは幸福な人生を歩むための智慧。
全ての人が生まれてから死ぬまでの人生を
より健康により幸福に暮らすこと。
アーユルヴェーダがフォーカスしてるのは
人生そのものです。
私は何のために生まれてきたのだろう?
私って何者なんだろう?
私の“使命”ってなんだろう?
自分のことって、知っているようで、案外知らなくて・・
実は自分のことを1番知らないのは自分かも!?
アーユルヴェーダは自分探し。
アーユルヴェーダを学ぶことで客観的に自分を知ることができるのです!
幸福な人生を歩むための智慧=アーユルヴェーダを学びながら、自分探ししてみませんか?
人生について普段あまり考えることは、少ないかもしれないけれど、今このタイミングに考えてみるのもよいかなぁと思いました。
アーユルヴェーダとは、幸福な人生を歩むための智慧
自分らしく自由に人生を歩んでいけるように
まずは自分を知る!
自分の望む幸せな人生とは?
アーユルヴェーダを学びながら自分探ししてみませんか!?