なにかに興味を持った時、なにかを始める時、効果や効能に惹かれて行うことが多いのではないかと思います。
よく健康番組で「○○がダイエットに良い」「○○がアンチエイジングに効果がある」などと言われると、翌日その食品や商品が売り切れていたり・・・
でも・・・
実際、それって本当にあなたに効くものなのでしょうか?
ひとにはそれぞれ体質があって、ある人には良いことでも、ある人にとっては良くないこともあります。
効果・効能は万全ではありません。
アーユルヴェーダでいうと、ドーシャというもののバランスで、わたしたちの性格・体格・考え方・行動の傾向など、ひとりひとりみんな違うので、同じことを行っても、同じ効果はでず、結果は人それぞれ。

なので・・・
なにかを始める時、効果・効能ばかりを求め、それにとらわれてしまうと、良かれと思って始めたことが逆に自分を苦しめてしまう場合もあるかもしれません。
効果・効能に惹かれてはじめたこと
そんなことを言いつつ、過去のわたしは効果効能に惹かれて、始めたことは山ほどあります(笑)
わたしは、けっこう飽きっぽい性格のため、はじめてみたものの長く続かないことが多いのですが・・・
妊婦時代に、真面目に取り組んでたことがありました。
キレイなママでありたい。
健康で丈夫な赤ちゃんを生みたい。
そんな思いから、産前のセルフケアを日常に取り入れ、毎日励んでいました。

わたしは看護師ということもあり、看護学生時代に産科実習を経験しました。
実習先の病院はけっこう体重管理に厳しい病院だったため、妊娠中の体重の目標増加は6Kgとなっていたので、その実習のことが頭にあったのとキレイなママでありたいと言う思いから、忠実に体重管理を行い、妊娠線予防のマッサージも念入りに行っていました。
また、安産目指して呼吸法や股関節を柔らかくする体操なども行っていました。
その甲斐あって、体重は目標の+6kgという通りになったので、産後すぐに体重はもとに戻り、妊娠線もできませんでした。
産前から乳房マッサージも行っていたので、そのおかげか母乳はじゃんじゃんでて、Aカップの貧乳からFカップくらいの巨乳になり、産後は人生一番でナイスバディになりました(笑)
そんなこんなで産前に自分で自分をケアすることで、良い効果がいっぱいありました。
効果が現れたのは、自分にそのケアがあっていたこと、楽しんで継続できたからだと思っています。

間違ったケアや効果を求めすぎてやりすぎるとトラブルを起こしていたかもしれません。
産前のケアで、自分の求めていた結果を得ることができたので、産後はベビーマッサージや赤ちゃん体操をはじめました。



効果・効能に惹かれて、ベビーマッサージや赤ちゃん体操はじめました。
効果効能に惹かれてはじめましたが、赤ちゃんに触れていると、本当かわいくて、癒やされて、幸せな時間でした。
ママになった実感もどんどん湧いていきました。
ベビーマッサージ・赤ちゃん体操の効果・効能


子育てしていく上では、スキンシップを大切にしていきたいと考えていました。
ベビーマッサージ・赤ちゃん体操には、様々な効果・効能があって、そのどれもが魅力的でした。
スキンシップを取りながら、効果がたくさん得られるのなら一石二鳥、最強と思いベビーマッサージや赤ちゃん体操に飛びつきました。
ベビマは赤ちゃんの皮膚や脳への刺激にもなって発育・発達に効果があります。
ベビマを受けた赤ちゃんは、リラックス効果が高まり、情緒が安定します。
そしてマッサージをしているママには愛情ホルモンと言われるオキシトシンが分泌されます。



オキシトシンには情緒を安定させる効果があります。
オキシトシンには情緒を安定させる効果があるので、ベビーマッサージを行うことでママの日頃のストレスも緩和されます。
ベビーマッサージ・赤ちゃん体操は、単なるスキンシップの時間となるだけでなく、ママにも赤ちゃんにも双方にメリットがあるのです。
一人目育児と二人目育児
一人目の育児のときは、私にまだ余裕があったため、楽しみながらベビマと赤ちゃん体操に取り組めてましたが、二人目が生まれたときは、自分にぜんぜん余裕がなく、スキンシップとか楽しむとかではなく、もう顕著に効果を求めてました(笑)
なぜなら、二人目の子は夜泣きが激しく、夜寝てくれないし、昼間は上の子がだんだん昼寝をしなくなり・・・昼夜ともに寝不足の日々が続いていたからです。
もうとにかく、寝てほしいの思いで、ベビマや赤ちゃん体操してたので、それはそれはもう必死でした。
必死に行っていたので、怖い顔をして、タッチも優しいタッチではなく雑になっていたのではないかと思います。
(当時の動画があるのなら怖いもの見たさで見てみたいです)



当時のわたしは、かなりブルーでした。
当時の私は、看護師をやめて、専業主婦になった自分に価値を見いだせずにいました。自分だけ社会から取り残されているような・・・
毎日、子育てや家事に追われ、イライラ・・・
余裕なくブルーな日々でした。


そんな時に、偶然、アロマオイルを使ったハンドマッサージを体験することで、『触れる』ということの癒やしの力の偉大さを知ったのです。
触れることの心地よさ
触れあうことで感じる暖かさ
オイルが肌に触れる感覚
アロマによる香りがもたらすリラックス感
普段は頭の中の声が大きくなっていて、五感で感じることがおざなりになっていたことに気がづきました。
感覚に集中していくと・・・
だんだんカラダもココロも緩み、心の奥底にあった自分の思いが一気に溢れ、同時に涙も溢れてきました。
その感覚とともに、子育て中のモヤモヤが一気に吹っ飛んでいく・・・そんな感じで、深く癒やされました。
自分が緩み、
「わたし疲れてたんだなぁ」
「がんばりすぎていたなぁ」
「自分に厳しかったなぁ」
涙とともに自分に対する思いやりの言葉が次々と出てきました。
ハンドマッサージの癒やしの力でわたしの中に浄化が起きました。



五感で感じるって大切です!
看護師の仕事をやめ、働いていないわたし=稼げないわたし。
稼げないわたし⇨自分には価値がない。
そう思いこんで、何でもひとりで完璧にこなそうとがんばりすぎていた自分に気がつくことができました。



ハンドマッサージを通して癒やしの力を感じました。
効果・効能も大切だけど、それだけじゃない!!
ハンドマッサージで究極の癒やし体験をし、わたしもいつしか自分自身が誰かを癒せる人になりたいなぁと思うようになりました。



癒やしの体験良いですね~
タッチの力、わたしたちがもつ手の力がもたらす癒やしのパワーってすごいんだぁ~と思うようになり、ベビマや赤ちゃん体操を行うときの自分自身の姿勢が変わっていきました。
そして・・・
タッチケアについて学ぶことになっていきました。



タッチケアの学びのことについては、また別記事で書きたいと思います。
わたしたちがもつ手の力
自分の癒やしの体験を通じて、効果効能だけを求めてるのではなく、五感で感じ、自分が心地よいと思うこと、好きと思うことが大切だと気がつきました。



アーユルヴェーダでは、思考と言葉と行動を一致させることが大切と言われています。


タッチがもたらす癒やしの効果は、子育ての場面だけでなく、看護師時代からも感じていたことでしたが、わたし自身が、ハンドマッサージで受けた体験をもとに、『手の力がもたらす癒やしのパワーはすごい』と確信しました。
ですので・・・
癒やしを大切にし、自分自身がヨーガのクラスを行う際にも、自分で自分をケアするタッチの心地よさを体験してほしいとの思いから、パーミング・セルフハグ・セルフマッサージなどを取り入れています。
誰かにケアをしてもらうのは、とても気持ち良いですが、やはりそれは一時的な対症療法に過ぎず、自分で自分を癒すケアを身に着け、日々の生活に取り入れていくのが理想と思っています。



自分を一番癒せるのは自分自身です。自分が心地よいと思うケアを日常に取り入れていきましょう♪
自分自身で、自分を癒やしととのえたいと思われた方がいましたら、一緒にヨガ✕アーユルヴェーダをおこなってみませんか?

