ヨガクラスをしようと思ってるけど、開業届って必要?
ヨガインストラクターの資格を取って、「これから自分でインストラクターとして活動を始めたい!」って思った時、最初に直面するのが「開業届を出すべきなのかな?」っていう疑問ではないでしょうか。
特に、フリーランスとして働くのが初めての人や、まだビジネス経験が少ない人だと、「そもそも開業届って何?」「手続きが面倒そうだし、必要ないなら出さなくてもいいかな?」と、いろいろ悩んじゃいますよね。
わたしもヨガインストラクターとして活動をスタートしようと思った時に、同じような悩みを抱えました。
「どうやって手続きするんだろう?」「本当に必要なのかな?」って、開業届について調べたり、人に聞いたりした経験があります。
だからこそ、これを読んでいるあなたも「開業届って出したほうがいいの?」「メリットがあるなら知りたい!」って感じているんじゃないかな~と。
この記事では、開業届を出すための具体的な手続きの流れや、出すことで得られるメリット、気をつけるポイントをしっかり解説していきますね!
開業届は必ず必要?
まず、開業届が必要かどうかについてですが、フリーランスとしてヨガインストラクターをやっていくなら、開業届を出すのが原則です。
法律では「事業を始めた日から1カ月以内に提出すること」って決まってるんですよね。
だから、ちゃんとした形で活動していくつもりなら、開業届を出すのが基本です。
でも、実際のところ、開業届を出さずに活動している人もいるみたい。
なんでかっていうと、実は開業届を出さなくても罰則がないんですよ。
「収入が少ないし、手続きが大変そうだからまだいいかな~」なんて思う人もいるかもしれませんね。
でも・・・
ここでちょっと注目してほしいのが、開業届を出すメリット!
特に、数年前はコロナの影響で、ヨガインストラクターとして活動が難しくなっていた時期もあったじゃないですか。
そんな時、開業届を出していた人たちは、公的な支援金を受け取れたんですよ~
そのおかげで、オンラインレッスンに切り替えて、生徒さんが増えた人もいたそうです。
すごいですよね!
また開業届を出すことで、仕事に対する覚悟ができ意識が高まるという効果もあります。
開業届とは?
開業届は、簡単に言うと、税務署に「個人事業主として事業をスタートしました!」と報告するための書類です。
正式には「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」っていう少し長い名前なんですけど、要するに、開業したことを税務署に知らせることで、「これからちゃんと税金を払いますよ」って伝えるための手続きですね。
届出をする時には、「提出用」と「控え用」の2部を準備する必要があります。
税務署に提出した時に押印された控えは、大事に保管しておいてくださいね。
というのも、事業用の銀行口座を開設したり、融資を受ける時にこの控えが必要になるからです。
税務署に個人事業主として開業することを知らせる届出
正式な名称は「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」
税務署に開業と納税の開始を知らせるもの
開業届に関する重要なポイント
開業届を出すことには多くのメリットがありますが、その他にも補足しておくべき点がいくつかあります。
これらの情報を知っておくことで、開業届を出す際によりスムーズに対応でき、ビジネスの成長にも役立ちます。
1. 開業届を出すメリット
開業届を出すことで、特に以下のメリットが得られます。
青色申告ができる
開業届を出すと、青色申告が可能になります。
青色申告を利用すると、最大で65万円の控除が受けられるため、年間の収入から経費に加えて65万円を差し引け、その分税金が少なくなります。
また、赤字が出た場合には3年間繰り越しでき、翌年以降の利益と相殺可能です。
これにより、大幅な節税効果が得られます。
- 65万円の控除が可能
- 赤字の繰越が3年間可能
屋号の銀行口座が作れる
開業届を出すと、自分のビジネス名(屋号)で銀行口座を開設できるようになります。
たとえば「〇〇ヨガ教室」などの名前で口座を作ると、ビジネスとしての信頼性が高まります。
さらに、個人用の口座と事業用の口座を分けることで、収支管理が簡単になり、経理作業が楽になります。
- ビジネス名で銀行口座が作れる
- 収支管理がスムーズになり、経理が簡単に
補助金や助成金の証明書類になる
開業届を出していると、補助金や助成金を申請する際の証明書類として使えます。
特に行政機関の支援金を申請する際は、「個人事業主として開業している」証明が必要になることが多いため、開業届がその役割を果たします。
また、保育園の申請時にも「仕事をしている証明」として役立つため、働くママさんにとっても重要な書類です。
- 補助金や助成金の申請に必要
- 保育園の申請にも役立つ
融資の申請にも役立つ
開業届を出しておくことで、金融機関への融資申請もスムーズに進められます。
事業としての活動が正式に認められるため、資金調達が必要な際にも信頼度が高まります。
2. 副業としての開業届
副業としてヨガインストラクターを始める方もいるかもしれませんが、収入が一定以上になる場合、開業届を提出しておく方がメリットがあります。
副業であっても青色申告を利用できるので、税制上の優遇を受けることができます。
事業を本格的にスタートする際には、開業届を出すのが基本です。
3. 開業届を出さないリスク
開業届を出さずに活動を始める人もいますが、出さないことにはリスクがあります。
青色申告の優遇を受けられないほか、税務署に事業開始を報告していないと、信用度が低くなります。
また、後で税務署に事業開始が知られると、過去に遡って申告を求められる可能性もあるため、事業を始めるなら早めに提出することが推奨されます。
4. 開業届の提出後に注意すべきこと
開業届を出した後に、事業内容や屋号を変更したい場合は、「個人事業の変更届」を提出する必要があります。
特に、屋号の変更や新しい事業の追加があった際は、すぐに税務署に届け出をするようにしましょう。
5. 確定申告との関係
開業届を出した後、事業所得が発生した場合は、必ず確定申告を行う必要があります。
青色申告を選択すると会計作業が多少複雑になりますが、その分税制上のメリットが大きいため、記帳や帳簿の管理が重要です。
確定申告をきちんと行うことで、税金を適切に管理でき、節税効果も得られます。
6. 開業届の提出方法
開業届を提出する際には、「提出用」と「控え用」の2部を用意しましょう。
税務署で押印してもらった控えは、事業用の銀行口座を開設したり、融資を受ける際などにも使うため、大切に保管しておくことが必要です。
これらのポイントを押さえておくことで、開業届の提出に伴うメリットを最大限に活かし、事業運営をスムーズに進めることができます。
開業届を提出する時に気をつけること
開業届を出す際には、いくつか気をつけるべきポイントがあります。
特に、以下の2点は大切なので、しっかり確認しておいてくださいね。
1.会社を辞めて失業保険を受給中の方
もし、会社を辞めた後に失業保険を受給している場合、開業届を出すことで失業状態ではなくなってしまうため、失業保険が受け取れなくなります。
開業届を出した瞬間から「事業を開始した」と見なされるので、失業保険の支給がストップしてしまうんですね。
ですから、失業保険を受け取っている方は、開業届を出すタイミングをしっかり考えることが大切です。
失業保険の受給が終わった後や、タイミングを見計らって開業届を提出するのがベストです。
2.配偶者の扶養で社会保険に入っている方
もう一つ注意したいのが、配偶者の健康保険の扶養に入っている場合です。
個人事業主になると、たとえ収入が少なかったとしても、扶養の条件から外れてしまうことがあります。
扶養に入っていることで保険料を軽減できている方は、開業届を出すことでその恩恵が受けられなくなるかもしれません。
社会保険の規定は、加入している健康保険の組合によって異なるため、開業届を出す前に、配偶者が加入している健康保険の規約をしっかり確認しておくことが大事です。
健康保険の扶養に関するルールを把握してから、開業のタイミングを決めることをおすすめします!
開業届を出するにはどうする?
ヨガインストラクターとして活動を始めるにあたって、開業届を出す方法はいくつかあります。
どれもそれほど難しくないので、自分に合った方法を選んで手続きを進めていきましょう。
- 最寄りの税務署で書類をもらう
- 国税庁の公式サイトからダウンロード
- 無料オンラインツールの利用
ひとつひとつ説明していきますね。
1. 最寄りの税務署で書類をもらう
最もオーソドックスでシンプルな方法が、最寄りの税務署に直接行って書類をもらうことです。
税務署では、正式な名称である「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」の書類を手に入れることができます。
この書類を受け取ったら、その場で記入して提出するか、自宅に持ち帰ってゆっくり記入してから税務署に再度提出する形になります。
書き方がわからなくても心配いりません!
税務署の窓口では職員が対応してくれるので、その場で質問しながら進められるため、初めての人でも安心して手続きができるんですよ。
2. 国税庁の公式サイトからダウンロード
次に、税務署に行かずに済ませたい方におすすめなのが、国税庁の公式サイトから書類をダウンロードする方法です。
公式サイトには開業届のフォーマットがPDFで用意されていて、簡単にプリントアウトすることができます。
自宅でゆっくり書類を記入し、完成したら税務署に郵送するか、直接持参して提出するだけです。
この方法の魅力は、自分のペースで準備が進められるところ。
忙しくて税務署に行く時間がない人や、自宅でじっくり準備したい人にはピッタリの手続き方法です。
3. 無料オンラインツールの利用
最近特に便利なのが、無料のオンラインツールを利用して開業届を作成する方法です。
オンラインツールは、必要な情報を入力していくだけで、書類が自動的に作成されるので、書類作成がとても簡単に進められます。
特に、書類の書き方に自信がない人や、時間をかけたくない人にとっては強力な味方です。
画面の指示に従うだけで、間違いなく手続きができるので、安心して利用できますよ!
わたしは無料オンラインツールを使って手続きしました。
開業届をオンラインサービスで提出するメリットとおすすめサービス
ヨガインストラクターとして活動を始める際、開業届を提出することはとても大切なステップです。
でも、それだけじゃなく、青色申告承認申請書や青色事業専従者給与に関する届けなども準備が必要な場合があります。
こうした書類の準備は、個人でやろうとすると大変ですが、実は無料のオンラインツールを使えばとても簡単に手続きを進められるんです!
オンラインツールなら、必要な情報を入力していくだけで、複雑な書類が自動的に作成されるので、書類作成の手間が大幅に省けます。
オンラインサービスを使うメリット
オンラインサービスを使うメリットについて、説明していきますね。
1. 手間がかからない
開業届や青色申告承認申請書などの書類を、個人で一から作成するのは結構時間がかかりますが、オンラインツールを使えば、必要な情報を入力するだけで、簡単に作成できます。複雑な記入項目に悩むこともなく、手続きがスムーズに進められます。
2. 青色申告ができる準備が整う
開業届を出すと、青色申告ができるようになります。
青色申告は、最大で65万円の控除が受けられるほか、万が一事業が赤字だった場合、その赤字を3年間繰り越せるという大きなメリットがあります。
そのため、開業届を出す際には、青色申告を希望することを申請する青色申告承認申請書も一緒に提出するのが非常に重要です。
この書類がないと、青色申告の特典が受けられないので、開業時にしっかり準備しておきましょう!
3. 家族への給与を経費にできる
もし家族に手伝ってもらっている場合、その家族への給与を経費として計上できるようにするために、青色事業専従者給与に関する届けが必要です。
この届けを出しておけば、家族への支払いを経費にして節税効果を得ることができます。
家族経営を考えている人にとって、この書類の提出は大きな節税メリットを生み出しますよ。
4. 一括で書類作成ができる
オンラインツールを使うと、開業届だけでなく、青色申告承認申請書や青色事業専従者給与に関する届けも全て一度にサポートしてくれます。
複数の書類を簡単にまとめて作成できるので、手続きの効率がとても良いんです!
おすすめのオンラインサービス:マネーフォワードクラウド開業届
「マネーフォワードクラウド開業届」は、特に会計管理が簡単にできるのが魅力のサービスです。
フォームに沿って必要な情報を入力するだけで、最短5分で書類作成が完了するため、知識がなくても大丈夫!
操作に関するご質問はメール・チャットでお問い合わせできる充実のサポート体制が人気。
開業届だけでなく、開業後の会計作業までスムーズに進められるよう、会計ソフト「マネーフォワード」と連携できるので、事業を始めた後の管理も楽々。
忙しい方におすすめのツールです。
\ 完全無料でサポート体制が充実 /
これらのオンラインサービスを使えば、開業届や青色申告に関する書類が簡単かつ効率的に作成できるだけでなく、開業後の経理作業もサポートされます。どのサービスも無料で使えるので、ぜひ活用して、手続きの負担を減らしてみてくださいね!
開業届を書く際に困ったこと
開業届と聞くと、ちょっと身構えちゃいますよね。
「書類作成って難しそうだし、何をどう書けばいいの?」って感じで、ハードルが高く思える人も多いと思います。
実際、わたしも初めて開業届を書いた時は色々と迷うことがありました。
ここでは、わたしが特に困ったことをシェアしていきますね。
開業日について
「開業日ってどうやって決めるの?」と最初に悩んだのがこの点です。
実は、開業日の決め方には厳密なルールがないので、自分で好きな日を決められるんです。
私の場合は、自分の誕生日を開業日にしました。
なんとなく記念日っぽくて気持ちも引き締まりますよね!
開業届は、開業日から1ヶ月以内に提出しなければならないというルールがありますが、いつから事業を始めたかは、特に決められていないので、自分のペースで考えられます。
とはいえ、実際に収入が発生したタイミングなどを目安にしておくと、記帳や確定申告の際に混乱が少なくて済むかもしれません。
ただし、開業日によってその年の税金や手続きのタイミングが変わってくるので、事前にメリット・デメリットを考慮しながら決めていくのがいいですね!
屋号について
次に迷ったのが屋号です。
「屋号をつけるべき?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
わたしも最初は迷いましたが、今回は個人名で登録しました。
すでに活動名やサークル名を持っている方は、その名前を屋号にすることも多いみたいですね。
ただ、後から屋号を追加・変更することもできるので、最初は個人名で登録しておいても全く問題ありません。
屋号をつけることで、銀行口座を作る際や事業を宣伝する際に、よりプロフェッショナルな印象を与えられますが、必須ではありません。
自分のビジネススタイルに合わせて、じっくり考えてみてください。
書類の不備について
書類作成で一番心配だったのは、「不備があったらどうしよう?」ということでした。
実際、書類の記入項目が多いので、ミスをしてしまうのではないかと不安でした。
もちろん、郵送でも提出できますが、わたしは直接税務署に行って確認してもらいました。
やっぱりその場で質問できる安心感がありますね。
実際に税務署に足を運んだ時には、思わぬメリットもありました。
例えば、無料の記帳指導があることを教えてもらったり、青色申告の手続きについてのアドバイスを受けたりと、色んな情報が得られたんです。
これは窓口に行かないと聞けない情報だったので、行って良かったなと思いました。
もし税務署に行く場合は、忘れずに印鑑を持参してくださいね。
オンライン提出では捺印は必要ありませんが、郵送や窓口での提出時には、書類に捺印が必要になります。
また、わたしは青色申告承認申請書も一緒に提出しました。
開業届と同時に出すと後から手続きしなくて済むのでおすすめです。
実際に税務署に行くことで、不明点を解消できるだけでなく、役立つ情報を得ることもできるので、少しでも不安がある場合は、ぜひ窓口に足を運んでみてください!
ヨガインストラクターとして活動するなら開業届は必要?開業届のメリットと提出方法を徹底解説 まとめ
開業届を出すと、青色申告ができるようになったり、補助金や助成金の申請ができるなど、いろいろなメリットがあります。
これによって、事業を運営するうえでの信頼性もぐんとアップしますし、将来的な成長のための基盤がしっかり整うんです。
特に、税制の優遇措置を受けられる青色申告は大きなメリットですよね。
だからこそ、早めに準備をしておくと安心です!
さらに、このメリットは副業でもしっかり活用できるんですよ。
本格的に活動を始める際には、ぜひ開業届を活用してみてくださいね。
きっと事業のスタートがスムーズになりますよ!
開業届を出すことで、「よし、これから個人事業主として頑張ろう!」っていう気持ちが強くなりました。